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研究報告(生活習慣病改善効果)
  • コレステロール低下について
  • 動脈硬化の予防について
  • 血圧低下について
  • 糖代謝・メタボリックシンドローム改善について
  • 認知症(アルツハイマー)について

認知症の患者数は現在200万人を超えたともいわれ、その約半数がアルツハイマー型認知症と推定されています。アルツハイマー型認知症は、脳の神経細胞が急激に減り、脳が萎縮して、知能の低下や人格の崩壊が起こる病気です。原因は明らかになっていない部分が多いのですが、加齢や生活習慣の乱れなどにより活性酸素が過剰になって、体をサビつかせる酸化ストレスが一因ではないかと考えられています。

そこで、加齢にともなってアルツハイマー型認知症と同様の症状を起こすマウスに、酸化を抑える成分がバランスよく含まれるチクゴ株クロレラを与え、認知症の予防に役立つかどうかを調べました。

研究報告-認知症(アルツハイマー)の予防
チクゴ株クロレラ摂取により酸化ストレスが減り、認知症を予防

アルツハイマー病モデルマウスにおける認知障害進行抑制効果
2009年日本生化学会

【投与条件】
アルツハイマー病モデルマウスに基本飼料を与えたグループ(基本食群)と、チクゴ株クロレラを5%添加した飼料を与えたグループ(クロレラ食群)を16カ月間飼育。これに認知症の障害のない正常マウスに基本食を与えて飼育したグループ(正常マウス群)を加えた3群を対象に空間の記憶力や学習機能などを調べました。

チクゴ株クロレラを摂取したマウスの認知学習能力の低下が抑えられました

水中に隠された逃避台の場所を記憶しているかを調べるモリス水迷路試験※1では、クロレラ食群のほうが基本食群より早く逃避台を発見して到達することがわかりました(図1)。

また、見慣れた物体と見慣れない物体の違いを認識できるかどうかを調べる実験でも、基本食群に比べ、チクゴ株クロレラ食群のほうの識別が優れていることがわかりました(図2)。

※1:マウスの脳の記憶学習を測定する方法として、考えだされた試験方法。マウスが水槽の中で試行回数を重ねると避難場所を憶えるという単純な方法論による標準的な測定法で、海馬が破壊されたマウスの影響をみるのに適したシステムといわれています。

脳の記憶を司る部分の酸化ストレスが改善

さらに、マウスの脳の中を調べたところ、基本食群に比べ、クロレラ食群では記憶を司る脳の海馬という部分で、老化などが原因で起こる酸化ストレスが著しく改善されていました(図3)。